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1年半ほど前に、彼女が事故で亡くなった。
バイクでのスピードの出し過ぎが原因らしい。
ガードレールに突っ込んで、即死状態だったそうな。
しかもその時、一緒に乗っていた男性も亡くなった。
どうやら二股だったみたいです。
彼女のお母さんから電話をもらってすぐに病院に駆け付けたが
すでに白い布がかけられていた。
泣き崩れるお母さん。
状況がつかめない俺。
まさに地獄をみた瞬間だった。
それから毎日はどうしようもなく死にたいくらいの日だった。
ごはんもろくに食べずに体調も崩した。
精神的にも弱って、病院にも行った。
もうそのまま死んじゃえばいいのにとかも思った。
とにかく辛かった。
こんなこと書いてるけど、それからもう1年半経ちました。
決して忘れるわけじゃないけど、記憶は思い出に変わりつつあると思います。
でもやっぱり思い返すとつらいです。
当時は、思い出に変わることがすごく怖いと思っていました。
本当の意味で彼女がこの世から消えてしまうんじゃないかって。
これから俺はどう生きていけばいいんだろうな。
時々だけど、何かをする時気が咎めることがあります。
あ、もうあいつはこんなこともできないんだな。。。って
そんなときに蘇ってくる寂しさとか怖さと闘って生きています。
もうしばらく自分の中の戦争は続きそうです。